アプリバンドルを提供する

アプリバンドルを使用すると、ユーザーが同一デベロッパのアプリやゲームを1回の購入で最大10個まで、まとめて簡単に購入できるようになります。有料のアプリまたは、自動更新サブスクリプションを提供する無料のアプリでアプリバンドルを作成して、ユーザーがバンドル内のすべてのアプリを利用できるようにすることができます。ここでは、アプリバンドルを設定し、プロダクトページで効果的にマーケティングを行う方法についてご紹介します。

アプリバンドルを準備する

アプリバンドルは合計10個まで提供することができ、いつでも設定できます。アプリは最大3つのアプリバンドルに含めることができ、いつでも設定できます。また各アプリは個別にダウンロードできるようにする必要があります。

利用可能な地域 アプリバンドルは、バンドル内の個々のアプリが提供されているあらゆる地域で利用できます。特定のマーケットでバンドル内のアプリの販売を停止する場合は、そのアプリバンドルもそのマーケットから取り下げられます。

価格 有料のアプリバンドルでは、バンドル内のアプリを個別に購入した場合の合計金額よりも低い金額を設定する必要があります。有料のアプリと、サブスクリプションを提供する無料のアプリを同じバンドルに含めることはできません。

サブスクリプション サブスクリプションを提供する無料のアプリでアプリバンドルを作成する場合は、それぞれのアプリに承認済みの自動更新サブスクリプションが設定されている必要があります。ユーザーが1つのアプリのサブスクリプションを開始したら、バンドル内のすべてのアプリに追加費用なしでアクセスできるようにする必要があります。複数のアプリ間でサブスクリプションを共有する方法については、こちら(英語)を参照してください。

対象年齢と年齢層 アプリバンドルの対象年齢は、バンドル内で対象年齢が最も高いアプリに合わせて設定されます。「子ども向け」カテゴリのアプリバンドルの場合、すべてのアプリが同じ年齢層に属していれば、その年齢層がバンドルのプロダクトページに表示されます。複数の年齢層のアプリが混在している場合、そのバンドルはどの年齢層にも割り当てられません。

ユニバーサル購入 カスタマーが簡単にアプリやアプリ内課金をプラットフォームを超えて楽しむことができるユニバーサル購入の一部であるアプリは、バンドル内の1つのアプリとしてみなされます。ユニバーサル購入について詳しく

コンプリート・マイ・バンドル 有料アプリのアプリバンドルでは「コンプリート・マイ・バンドル」が利用できます。「コンプリート・マイ・バンドル」とは、バンドル内の一部のアプリを購入済みのユーザーが利用できる仕組みで、そのユーザーは、バンドルの価格から購入済みアプリの価格を引いた金額のみを支払うことで、残りのアプリを購入できます。

アプリバンドルを宣伝する

メタデータを念入りに作成して、アプリバンドルのプロダクトページを最大限に活用しましょう。各アプリバンドルで、独自のアイコン、名前、説明文を用いることができます。

アイコン

バンドルアイコンはバンドルに含まれる最初の4つのアプリのアイコンで構成されます。最もユーザーの関心を引きそうなものを際立たせるため、特に人気のあるアプリを最初に配置するようにしましょう。バンドル内のそれぞれのアプリアイコンが際立ち、1つの魅力的な画像になるようにしてください。

名前

バンドルの名前は、App Storeでユーザーにアプリバンドルを見つけてもらう上で非常に重要です。バンドルの内容を正確に反映した名前を付けるようにしてください(例:音楽制作バンドル、ウインタースポーツパック)。「スタッフのおすすめ」「エディターのおすすめ」「Essentials」「コレクション」という表現は使用しないでください。バンドル名はすべてのデバイスで適切に表示されるよう、文字数を20(英数字の場合)前後に収めることをお勧めします。

説明文

アプリバンドルの説明文は、簡潔かつ関心を引くものにする必要があります。最初の1、2文はユーザーが「さらに表示」をタップしなくても表示されるため、最も重要です。簡潔で注意を引く文章に続けて、主な特長をいくつかの箇条書きで示すと効果的な説明文になります。

アプリバンドルの特長の中から、ユーザーのダウンロードを促すようなものを選んで重点的に紹介しましょう(例:含まれているアプリの品質、セットで購入する意義、価格の割引)。

スクリーンショット

アプリバンドルのプロダクトページでは、個々のアプリの1枚目のスクリーンショットが表示されます。そのため、各アプリの1枚目のスクリーンショットには、アプリの本質を伝えることができるものを使用すると効果的です。

キーワード

バンドル内のそれぞれのアプリに入力されているキーワードがApp Store Connectで取りまとめられ、アプリバンドルのメタデータに使用されます。