App Storeのカスタムプロダクトページ

App Storeのプロダクトページの異なるバージョンを追加して、各バージョンでアプリの特定の機能やコンテンツに焦点を当て、それぞれ固有のURL共有することができます。

概要

iPhoneとiPad用のApp Storeでは、プロダクトページの追加バージョンを最大35個まで公開できます。特定の機能やコンテンツを紹介するため、各プロダクトページで異なるスクリーンショット、広告コピー、アプリのプレビューを使うことができます。特定のスポーツ、キャラクター、番組、ゲームプレイの機能や、季節的なコンテンツや文化的に関連性の高いコンテンツを強調して提示することができます。固有のURLでカスタムプロダクトページを異なるオーディエンスに共有しましょう。また、Apple Search Adsキャンペーンで活用して、App Storeでのアプリのプロモーションに役立てることができます。カスタムプロダクトページは、予約注文が可能なアプリでもご利用いただけます。

App Store Connectでの設定

App Store Connectでカスタムプロダクトページを作成する際は、デフォルトのプロダクトページを基に作成しても、新規に作り直してもかまいません。その後、ページのローカリゼーションに向けて、スクリーンショット、広告コピー、アプリのプレビューをカスタマイズできます。ページに含めるメタデータは、すべて審査に提出する必要があります。その際、アプリのアップデートとは別に提出できます。またApp Store Connect APIを使用すると、カスタムプロダクトページのメタデータをアップロードして提出する作業を自動化できます。

審査を円滑に進めるため、スクリーンショットアプリプレビューが仕様に準拠し、すべてのメタデータがApp Reviewガイドラインに沿っていることを確認してください。

カスタムプロダクトページを活用したプロモーション

コミュニケーションでの利用

固有のURLをソーシャルメディア広告やプロモーションなどのコミュニケーションチャネルに含めて、カスタムプロダクトページを共有しましょう。たとえば、メールキャンペーンで特定のスポーツチームを宣伝し、そのチームに焦点を当てたカスタムプロダクトページへのリンクを含めることができます。固有のURLは、デフォルトのプロダクトページのURLに新しいプロダクトページのIDパラメータを追加したものです。

カスタムプロダクトページは、「Today」、「ゲーム」、「アプリ」タブで、エディターがおすすめするストーリーやコレクションに表示されます。また、Apple Search Adsで作成した検索結果広告にも表示されますが、ユーザーがApp Storeでアプリやゲームを検索したときに示される標準の検索結果には表示されません。

アプリとWeb

広告ネットワークは、アプリやWebで表示される、StoreKitでレンダリングされた広告で、カスタムプロダクトページを用いることもできます。広告ネットワークでは、SKOverlayを伴うcustomProductPageIdentifierとして、またはSKStoreProductViewControllerを伴うSKStoreProductParameterCustomProductPageIdentifierとしてカスタムプロダクトページIDが使われます。

App StoreでのApple Search Adsの活用

「Today」タブに表示される広告を作成し、特定のカスタムプロダクトページにユーザーを誘導しましょう。また、さまざまなカスタムプロダクトページに基づいて検索結果広告のバリエーションを作成し、特定のオーディエンス、機能のリリース、季節的なプロモーションに合わせた広告メッセージや画像を表示することもできます。予約注文可能なアプリの広告を作成することもできます。

デベロッパがどのようにApple Search Adsでカスタムプロダクトページを用いて、タップ率とコンバージョン率を高め、インストール単価を低減し、その他のパフォーアンスを向上させたかについてご確認ください。

パフォーマンスの測定

カスタムプロダクトページを公開したら、App Store ConnectのApp Analyticsでそのパフォーマンスを測定できます。「獲得」タブで、プロダクトページのインプレッション数、ダウンロード数、再ダウンロード数、コンバージョン率を確認して、アプリのダウンロードを促す上で各ページがどの程度効果的であるかを把握することができます。ほかに次のようなことも可能です。

  • カスタムプロダクトページからアプリをダウンロードしたユーザーのエンゲージメントの時間や、アプリ内課金の金額が増加していないか確認する。
  • 各カスタムプロダクトページのリテンションデータや購入ユーザー1人あたりの平均収益を確認する。
  • カスタムプロダクトページのパフォーマンスをデフォルトのプロダクトページと比較する。
App Store Connectの「獲得」画面が表示されているフルスクリーンモードのMacBook Pro