Apple Payの新機能
Tap to Pay on iPhone、Apple Payで後払い、注文のトラッキング、マーチャントトークンなどについて説明します。
Tap to Pay on iPhone、Apple Payで後払い、注文のトラッキング、マーチャントトークンなどについて説明します。
支払い用Appで、追加の端末やハードウェアを必要としない、iPhone上での非接触の支払いを可能にします1。加盟店は、Apple Pay、Apple Watch、非接触型のクレジット/デビットカード、その他のデジタルウォレットを搭載したスマートフォンを使用して、Appでの支払いを受けることができます。
「Apple Payで後払い」では、購入金額を均等な4回払いで、6週間にわたり支払うことが可能で、利息や手数料も発生しません。「Apple Payで後払い」は、App内やオンラインでApple Payを使用して決済する場合に利用できます2。この機能はウォレットに内蔵されているため、ユーザーは支払いの金額や状況を簡単に管理できます。
Mastercardネットワークを使用する場合、「Apple Payで後払い」はApple Payで簡単に利用でき、加盟店側で統合を行う必要はありません。
Apple Payでのトランザクションに関する詳細なレシートと注文のトラッキング情報が、ウォレットに表示されるようになりました。注文の変更に関する通知をユーザーに送信でき、ユーザーは、カスタマーサービスや注文管理オプションへも簡単にアクセスできます。PKPaymentAuthorizationResultを使用して新しいorderDetailsプロパティを含めることで、支払い完了時に注文の詳細がウォレットにシームレスに追加されます3。
新しいApple Payマーチャントトークンを使用すると、デバイスを問わず、自動払いや定期払いを安全に処理することができます。これにより、複数のデバイスにわたるシームレスな体験が実現します。たとえば、ユーザーが新しいiPhoneに買い替えた場合は、マーチャントトークンによって支払い情報が管理され、古いiPhoneからカード情報を削除しても支払い情報はそのまま維持されます。
Payment Request APIの新しいトランザクションタイプにより、サブスクリプション、定期払い、カード残高の自動補充などの支払い体験を細かく調節できます4。
1つのApple Payペイメントシートから、複数の加盟店に対して支払い額を設定する機能を追加しましょう。これによってユーザーは、たとえば、航空券、レンタカー、ホテルを含む旅行パッケージを一括購入し、個々の加盟店に支払いを行う、などの柔軟な支払いが可能になります4。