IDを管理する

アプリ機能を有効にする

アプリIDに対して利用できる機能は、「証明書、ID、プロファイル」で確認したり有効にしたりすることができます。アプリIDに変更を加えると、そのIDを含むプロビジョニングプロファイルは無効になるため、そのアプリIDを使用するプロビジョニングプロファイルを再度生成しなければならなくなります。

注意:

必要な役割:Account HolderまたはAdmin。

機能を有効にする

  1. 証明書、ID、プロファイル」で、サイドバーにある「Identifiers(ID)」をクリックします。

  2. 設定を変更するアプリIDを選択し、「Edit(編集)」をクリックします。

  3. 有効にしたいアプリ機能に対応するチェックボックスをオンにします。

  4. 「Save(保存)」をクリックします。警告ダイアログが表示されたら、「Confirm(確認)」をクリックし、変更を確定します。

注意:

  • 次のアプリ機能では、追加の手順を実行する必要があります:「Appleでサインイン」、アプリグループ、Apple Pay、データ保護、iCloud、プッシュ通知。

  • 機能を有効化すると、対象となるすべてのプラットフォームのプロビジョニングプロファイルに影響が及びます。

アプリグループを有効にする

  1. 証明書、ID、プロファイル」で「App Groups(アプリグループ)」の機能を有効化し、「Configure(設定)」をクリックします。

  2. 「App Groups(アプリグループ)」の表で、アプリIDに割り当てるグループを1つまたは複数選択し、「Continue(続ける)」をクリックします。

  3. アプリグループがない場合は、「Create App Group(アプリグループを作成)」をクリックするか、「アプリグループを登録する」を参照してください。

  4. 変更内容を確認し、「Assign(割り当て)」をクリックします。

  5. 「Done(完了)」をクリックします。

別の方法として、Xcodeでアプリグループを有効化することもできます。

注意:App Clipのアプリグループでは、親iOSアプリと関連するApp Clip間でのみデータを共有できます。

Apple Payを有効にする

  1. 証明書、ID、プロファイル」でApple Payの機能を有効化し、「Edit(編集)」をクリックします。

  2. 「Merchant ID(マーチャントID)」の表で、アプリIDに割り当てるマーチャントIDを選択し、「Continue(続ける)」をクリックします。

    マーチャントIDがない場合は、「Create Merchant ID(マーチャントIDを作成)」をクリックするか、「マーチャントIDを作成する」を参照して、上記の手順を繰り返してください。

  3. 変更内容を確認し、「Save(保存)」をクリックします。

  4. 警告ダイアログが表示されたら、「Confirm(確認)」をクリックし、変更を確定します。

別の方法として、XcodeでApple Payを有効化することもできます。

Data Protectionを有効にする

  1. 証明書、ID、プロファイル」で、「Data Protection(データ保護)」の機能を有効化します。

  2. 「Sharing and Permissions(共有と権限)」でオプションを選択します。

  3. 「Save(保存)」をクリックします。警告ダイアログが表示されたら、「Confirm(確認)」をクリックし、変更を確定します。

iCloudを有効にする

  1. 証明書、ID、プロファイル」で、iCloudの機能を有効化します。

  2. 「Compatibility(互換性)」でXcodeのバージョンを選択します。

    CloudKitを使用しない場合は、「Compatible with Xcode 5(Xcode 5と互換性あり)」を選択できます。それ以外の場合は「Include CloudKit support(CloudKitのサポートを含める)」を選択してください。

  3. 「Edit(編集)」をクリックします。

  4. 表示された表で、アプリIDに割り当てるiCloud Containerを選択し、「Continue(続ける)」をクリックします。

    コンテナIDがない場合は、「Create iCloud Container(iCloudコンテナを作成)」をクリックするか、「iCloudコンテナを作成する」を参照して、上記の手順を繰り返してください。

  5. 変更内容を確認し、「Save(保存)」をクリックします。

  6. 警告ダイアログが表示されたら、「Confirm(確認)」をクリックし、変更を確定します。

別の方法として、XcodeでiCloudの機能を有効化することもできます。

Push Notificationsを有効にする

TLS証明書を使用してApple Push Notification Service (APNs) とやり取りする場合、開発環境およびプロダクション環境でPush Notifications(プッシュ通知)を完全に有効にするには、対応するクライアントTLS証明書を作成する必要があります。アプリIDに対してプッシュ通知を有効にする際に、必要なクライアントTLS証明書を生成することができます。

  1. 証明書、ID、プロファイル」で、サイドバーにある「Certificates(証明書)」をクリックします。

  2. 左上にある追加ボタン(+)をクリックして、新しい証明書を作成します。

  3. 「Services(サービス)」で必要なAPNs証明書を選択し、「Continue(続ける)」をクリックします。

  4. 「Choose File(ファイルを選択)」をクリックします。

  5. 表示されたダイアログで、証明書リクエストのファイル(拡張子が.certSigningRequestのファイル)を選択し、「Choose(選択)」をクリックします。

  6. 「Continue(続ける)」をクリックします。

  7. 「Download(ダウンロード)」をクリックします。

    証明書のファイル(拡張子が.cerのファイル)がダウンロードフォルダに表示されます。

別の方法として、XcodeでPush Notifications(プッシュ通知)を有効化し、アプリIDを選択する「Certificates(証明書)」セクションでAPNsクライアントTLS証明書を生成することもできます。

「Appleでサインイン」を有効にする

  1. 証明書、ID、プロファイル」で「Sign in with Apple(Appleでサインイン)」の機能を有効にし、「Configure(設定)」をクリックします。

  2. アプリIDをプライマリとして設定するか、既存のプライマリアプリIDとグループ化するかを選択します。

  3. 必要に応じて、サーバ間通知用のエンドポイントURLを入力します。「Appleでサインイン」のアプリグループとキーごとに、URLを1つのみ指定できます。

  4. 「Save(保存)」をクリックして、選択した設定内容を記録します。

  5. 右上にある「Save(保存)」をクリックして、アプリIDに加えた変更を記録します。

注意:

  • サーバ間のエンドポイントURLは、プライマリアプリIDにのみ登録できます。エンドポイントURLは、スキーム、ホスト、パスが含まれた絶対URIである必要があります。例:https://example.com/path/to/endpoint

  • この機能を関連するApp Clipで使用するには、「Appleでサインイン」が親iOS アプリIDで有効になっている必要があります。

WeatherKitを有効にする

  1. 証明書、ID、プロファイル」で、WeatherKitの機能とアプリサービスを有効にします。

  2. 変更内容を確認し、「Save(保存)」をクリックします。

  3. 警告ダイアログが表示されたら、「Confirm(確認)」をクリックし、変更を確定します。