デベロッパのためのSharePlay

SharePlayとGroup Activities APIを使えば、FaceTimeやメッセージアプリを使ってやり取りしながら、アプリでの体験をリアルタイムで一緒に楽しむことができます。

3つの異なるSharePlayアクティビティが表示されているMacBook Pro、iPad、iPhone

新機能

SharePlayを使えば、FaceTimeやメッセージでほかのユーザーとつながりながら、さまざまな体験をリアルタイムで共有できます。iOS 17のAirDropを使うと、SharePlayに対応しているアプリであれば、ユーザーが互いのデバイスを近接させることで、追加のステップを必要とせずすぐに体験を共有できます。FaceTimeの新たな共有メニューとSharePlayのUIから、iOSとiPadOSでSharePlay対応のアプリをさらに簡単に見つけることができます。また、SharePlay対応のアプリでは、セッションに参加しているユーザーにサイズの大きなファイルをスピーディに送信できるようになりました。

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アプリの体験の共有

FaceTime通話やメッセージアプリでの会話でつながっているユーザーは、SharePlayを使うことで、体験を共有できます。また、Group Activities APIを利用すると、アプリ上の映画、テレビ番組、音楽、ゲーム、ワークアウトなどのアクティビティを、ユーザー同士がつながっている既存のスペースで共有することが、これまで以上に簡単になります。ユーザーは、FaceTimeの共有メニューで、アプリがSharePlayに対応しているかどうかを知ることができます。または、友達とリアルタイムで共有したいものを見つけたときに、アプリの共有シートからアクティビティを開始することもできます。さらに、ユーザーが友達とFaceTimeまたはメッセージアプリでの共有アクティビティをすばやく開始できるよう、アプリのUIに直接SharePlayボタンを追加することもできます。

簡単に質の高いつながりを実現

Group Activities APIとAVFoundation APIがデバイスのCore Mediaスタックに密接に統合されました。1人のユーザーがメディアを再生すると、グループのメンバー全員のデバイスでも同時に再生が始まります。スマートな音量調節機能や再生コントロールの共有などの機能により、メンバー全員が同じ空間にいるような臨場感が生まれます。また、アプリは各デバイス上でネイティブに動作しており、通話に参加しているほかのユーザーへのメディアの再送は発生しないため、アプリの体験の質が損なわれることはありません。

新規ユーザーの獲得

SharePlayをサポートすることで、ユーザーが適切な場面でアプリを友達に紹介できるため、新規ユーザーへのオーガニックなリーチを効果的に促進できます。FaceTime通話やメッセージの会話に参加しているユーザーが、ほかのユーザーがインストールしていないアプリでのグループアクティビティを開始した場合、SharePlayはほかのユーザーに、App Storeにアクセスしてダウンロードするよう促します。Group Activities APIでは、新規ユーザー向けのオンボーディングフローや、SharePlayユーザー向けの特別トライアルを提供することができます。これにより、まだあなたのアプリを使ったことがないユーザーが手軽にすばやくアプリを試すことができるようになり、アプリの既存ユーザーと一緒に楽しめるようになります。

複数のAppleプラットフォームへの対応

SharePlayは、iOS 15、iPadOS 15、macOS Monterey、tvOS 15、またはそれ以降で利用できます。コンテンツを大きな画面で楽しみたい場合は、Apple TVで表示することができます。単一のバンドルIDを使ってユニバーサル購入としてアプリを提供すれば、SharePlayのユーザーがさまざまなAppleプラットフォーム上でアプリを利用できます。WebサイトがMedia Session APIに対応している場合は、ユーザーがmacOSのSafariからアクセスするためのURLを提供することもできます。FaceTime通話およびメッセージアプリでの会話はすべてエンドツーエンドで暗号化されます。

ツールとリソース

Xcodeをダウンロードし、以下のリソースを活用して、アプリをFaceTimeに統合しましょう。

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