フレームワーク

UIKit

iOSまたはtvOS App向けにイベント駆動型のグラフィカルユーザーインターフェイスを作成して管理します。

概要

UIKitフレームワークは、iOSまたはtvOS Appに必要なインフラストラクチャを提供します。インターフェイスを実装するためのウインドウ/ビューアーキテクチャ、Multi-Touchや他の種類の入力をAppに提供するためのイベント処理インフラストラクチャ、およびユーザー/システム/App間のインタラクションの管理に必要なメイン実行ループを提供します。このフレームワークによって提供されるその他の機能には、アニメーションサポート、ドキュメントサポート、描画とプリントサポート、現在のデバイスについての情報、テキスト管理と表示、検索サポート、アクセシビリティサポート、App Extensionサポート、リソース管理などがあります。

トピック

最初のステップ

UIKitによるApp開発の概要

UIKitおよびXcodeがiOSまたはtvOS App向けに提供する基本的なサポートについて説明します。

ユーザーのプライバシーを保護する

個人データを保護し、データの使われ方に関するユーザーの設定を優先します。

Appの構成

UIKitは、Appとシステムのインタラクションを管理し、Appのデータとリソース管理のためのクラスを提供します。

Appと環境(英語)

ライフサイクルイベントおよびAppのUIシーンを管理し、特性(trait)およびAppの実行環境に関する情報を入手します。

ドキュメント、データ、およびペーストボード(英語)

Appのデータを整理し、ペーストボード上でそのデータを共有します。

リソース管理(英語)

Appのインターフェイスの実装に使う画像、文字列、Storyboard、およびnibファイルを管理します。

App Extension(英語)

Appの基本機能をシステムの他の部分でも使えるように拡張します。

プロセス間通信(英語)

Handoffを介したデータの共有、Appのコンテンツへのユニバーサルリンクの実装のサポート、ユーザーへのアクティビティベースのサービスの表示。

Mac Catalyst(英語)

Macで実行できるiPad Appを作成します。

ユーザーインターフェイス

ビューは、コンテンツをスクリーンに表示できるようにし、ユーザー操作を容易にします。ビューコントローラによって、ビューおよびインターフェイスの構造が管理できるようになります。

ビューとコントロール(英語)

コンテンツをスクリーンに表示し、そのコンテンツで許可される操作を定義します。

ビューコントローラ

ビューコントローラを使ってインターフェイスを管理し、Appのコンテンツのナビゲーションを容易にします。

ビューのレイアウト(英語)

スタックビューを使って、インターフェイスのビューを自動的にレイアウトします。ビューを正確に配置する必要がある場合はAuto Layoutを使います。

外観のカスタマイズ(英語)

ダークモードサポートをAppに追加し、バーの外観をカスタマイズし、アピアランスプロキシを使ってUIを修正します。

アニメーションとHaptic(英語)

ビューベースのアニメーションとHapticを使ってユーザーにフィードバックを提供します。

ウインドウとスクリーン(英語)

ビューの階層とその他のコンテンツに使われるコンテナーを提供します。

ユーザー操作

レスポンダーとジェスチャリコグナイザによって、タッチ、キーボード入力、およびその他のイベントの処理が可能になります。ドラッグ&ドロップ、フォーカス、ピークとポップ、およびアクセシビリティを使って、コンテンツに対する他のタイプのユーザー操作を処理します。

タッチ、プレス、およびジェスチャー操作(英語)

イベント処理ロジックをジェスチャリコグナイザにカプセル化して、そのコードをApp全体で再利用できるようにします。

ドラッグ&ドロップ(英語)

ビューでインタラクションAPIを使ってドラッグ&ドロップをAppに実装します。

Pencilの操作(英語)

ユーザーがApple Pencilを使って行うダブルタップ操作を処理します。

フォーカスベースのナビゲーション(英語)

リモートやゲームコントローラを使ってUIKit Appのインターフェイスをナビゲートします。

メニューとショートカット(英語)

メニューシステム、コンテキストメニュー、ホーム画面のクイックアクション、およびキーボードショートカットを使ってAppの操作を効率化します。

アクセシビリティ(英語)

障がい者を含むすべての人がAppを使えるようにします。

グラフィックス、描画、およびプリント

UIKitは、描画環境の設定およびコンテンツのレンダリングに役立つクラスとプロトコルを提供します。

画像とPDF(英語)

ビットマップやPDF形式などの画像を作成して管理します。

描画(英語)

色、レンダラ、描画パス、文字列、および影を用いてAppの描画環境を設定します。

プリント(英語)

システムのプリントパネルを表示し、プリントプロセスを管理します。

テキスト

UIKitは、Appでのテキストの表示を容易にするテキストビューの他、システムキーボードに対応するカスタムテキスト管理およびレンダリングを提供します。

テキスト表示とフォント(英語)

UIKitビューを使って、テキストの表示、フォントの管理、スペルチェックを行います。

テキストストレージ(英語)

テキストストレージを管理し、テキストのレイアウトを調整します。

キーボードと入力(英語)

システムキーボードを設定するか、独自のキーボードを作成して入力を自分自身で処理します。

非推奨

非推奨となったクラスとプロトコルをAppで使用しないでください。

非推奨となったシンボル(英語)

今後サポートされないシンボルを確認し、代わりに使う代替シンボルを検索します。

ベータ版ソフトウェア

このドキュメントは、開発中のAPIや技術に関する、未確定の情報を記載しています。この情報は変更される可能性があるため、この情報に基づいて実装したソフトウェアは、最終的なオペレーティングシステムソフトウェアを使ってテストすることをお勧めします。

Appleのベータ版ソフトウェアについてさらに詳しく