アプリ内課金プロモーション

iOSでは、ユーザーがアプリをダウンロードする前でも、App Storeで直接、アプリ内課金アイテムの内容を確認して購入できるようになりました。プロモーション対象のアプリ内課金アイテムはプロダクトページや検索結果に表示されるほか、「Today」タブ、「ゲーム」タブ、「アプリ」タブでフィーチャーされることもあります。以前はユーザーがアプリ内でしか発見できなかったコンテンツをApp Storeで見つけてもらうための効果的な方法について、以下に紹介します。

App Storeの検索結果のページでアプリ内課金が紹介されているiPhone
App Storeの検索結果のページでアプリ内課金が紹介されているiPhone

概要

プロダクトページでは、宣伝できるアプリ内課金アイテムの数が増え、同時に最大20個のアプリ内課金アイテムまで対応するようになりました。そのため期間限定価格でのプロモーションや限定コンテンツの配信といったビジネスのニーズに合わせ、プロダクトページに表示するアプリ内課金アイテムをいつでも柔軟に変更することができます。

また、アプリ内課金をプロモーションすることで、アプリのダウンロードを促すこともできます。プロモーション対象のアプリ内課金アイテムを購入しようとするユーザーが、そのアプリ本体をインストール済みでない場合は、購入前にアプリをダウンロードするよう求められます。アプリをダウンロードすると、そのアプリ内でトランザクションを続行できます。

シームレスな購入フローの実現

ユーザーがApp Storeでアプリ内課金アイテムを購入しようとすると、アプリの画面に切り替わり、アプリ内でトランザクションが継続されます。ユーザーの購入手続きをできるだけ簡単にするため、アプリが起動したらすぐにペイメントシートを表示することを検討してください。また、不要なインタースティシャルやメッセージは避けてください。追加の手順が増えれば増えるほど、ユーザーに購入手続きを完了してもらえる可能性は低くなります。自動更新タイプのサブスクリプションを提供する場合は、アプリ内の購入フローで自動更新の仕組みについて説明する必要があります。

アプリ内でのサブスクリプションの提供について詳しくは、「自動更新サブスクリプション」を参照してください。

プロモーション対象のアプリ内課金カスタマイズ

SKProductStorePromotionController API(英語)を使用すれば、ユーザーが利用しているデバイスに応じて、表示するプロモーション対象のアプリ内課金アイテムを変えることができるようになります。たとえば、ユーザーのデバイスで購入済みのアイテムを非表示にすることや、ユーザーのゲームプレイに合わせて最も関連性の高いゲームレベルを表示することができます。詳細については、「What’s New in StoreKit(英語)」をご覧ください。

お試し価格

自動更新サブスクリプションでは、新規のサブスクリプション登録者を獲得するための割引価格や無料トライアルを提供することができます。自動更新サブスクリプションをプロモーション対象のアプリ内課金として提供する場合は、iOS 11.2以降を使用している対象ユーザーに、App Storeでお試し価格が表示されます。

お試し価格についてさらに詳しく